『バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book1《変身》』(阿泉来堂) KADOKAWA
 発売:2023年10月24日 価格:770円(税込)

札幌市近郊の町、荏原市で発生した女子大生殺人事件。遺体の首と両手は切断されて持ち去られ、現場にはフランツ・カフカの『変身』の一節が残されていた。その猟奇的な手口は5年前に発生した『グレゴール・キラー事件』に酷似しており、ほどなくして更なる被害者も現れる。グレゴール・キラーに相棒を殺された過去を持つ刑事・加地谷と新米刑事の浅羽は、事件の捜査を進めるうち、被害者の霊を目撃したという青年に遭遇する。連続殺人鬼はなぜ現場に『変身』の一節を残すのか。被害者の共通点は。やがて猟奇殺人犯へと迫る加地谷と浅羽が目にする事件の真相。そして物語は、同時発売となる下巻『バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book2《怪物》』へと続く――。

【著者プロフィール】

2020年に「第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」読者賞を受賞した『ナキメサマ』でデビュー。その他の著書に『ぬばたまの黒女』『忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件』『贋物霊媒師 櫛備十三のうろんな除霊譚』『邪宗館の惨劇』、近著に『贋物霊媒師2 彷徨う魂を求めて』がある。

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