『なれのはて』 講談社
発売:2023年10月25日 価格:2,145円(税込)
発売:2023年10月25日 価格:2,145円(税込)
テレビ局員・守谷京斗は、異動先で出会った吾妻李久美から、祖母から譲り受けた作者不明の不思議な絵を使って「たった一枚の展覧会」を企画したいと相談を受ける。裏に「ISAMU INOMATA」と署名があるだけで画家の素性は一切わからないその絵。2人が謎の画家の正体を探り始めると、秋田のある一族が、暗い水の中に沈めた業に繋がっていた。――戦争、家族、仕事、芸術……すべてを詰め込んだ作家・加藤シゲアキ「第二章」のスタートを彩る集大成的作品。
【著者プロフィール】
1987年生まれ、大阪府出身。2003年に「NEWS」のメンバーとしてデビュー。アイドルとして活動する中で文筆の分野で評価を得、2012年1月『ピンクとグレー』で作家デビューを果たす。2020年刊行の『オルタネート』は翌2021年に直木賞候補となり、「第42回吉川英治文学新人賞」及び「第8回高校生直木賞」を受賞した。その他の著書に『閃光スクランブル』『Burn.ーバーンー』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってるAGE22・AGE32』『1と0と加藤シゲアキ』、エッセイ集に『できることならスティードで』がある。
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