『西の果てのミミック』(渡會将士) 文藝春秋
 発売:2021年07月15日 価格:1,760円(税込)

ある夜「僕」は長崎港でずぶ濡れの女と出会う。女は美しく、その瞳は井戸の底のように暗かった。和、中華、オランダの文化が入り乱れる長崎を舞台に、オールドムービー、歴史、オカルト、グルメがちゃんぽんになって、物語は奇妙なキメラへと姿を変えてゆく――。生物学で「擬態」を意味する「ミミック」をキーワードに「僕」の体験した不思議な出来事を描くエンタテインメント小説。

【著者プロフィール】

1981年、埼玉県出身。2001年、東京にてメンバーと共にFoZZtoneを結成。2007年メジャーデビュー。2015年3月活動休止。2012年に初のソロ作品を発表後、精力的にソロ活動を展開。「マスターオブライフ」など数々の作品を世に送り出す。2015年、菊地英昭氏がプロデュースするプロジェクトbrainchild’sのヴォーカルとしてオファーを受け、作詞も担当している。

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