『タスキ彼方』(額賀澪) 小学館
 発売:2023年12月08日 価格:1,980円(税込)

ボストンマラソンの会場で、とある選手から古びたボロボロの日記を受け取った新米駅伝監督・成竹と学生ナンバーワンランナー神原。それは、戦時下に箱根駅伝開催に尽力したとある大学生の日記だった。その日記から過去を覗いた2人が思い知ったのは、美談でも爽やかな青春でもない、戦中戦後の彼らの壮絶な軌跡。そこには「どうしても、箱根駅伝を走ってから死にたい」という切実で一途な学生達の想いが溢れていた。熱涙間違いなしの青春スポーツ小説。

【著者プロフィール】

1990年、茨城県生まれ。2015年に「ウインドノーツ」で「第22回松本清張賞」、「ヒトリコ」で「第16回小学館文庫小説賞」を受賞し、それぞれ『屋上のウインドノーツ』『ヒトリコ』として同時発売の形でデビュー。駅伝をテーマとした青春小説「タスキメシ」シリーズ、本年連続ドラマ化された『転職の魔王様』で人気を集める。その他の著書に『できない男』『沖晴くんの涙を殺して』『世界の美しさを思い知れ』『弊社は買収されました!』『モノクロの夏に帰る』『ラベンダーとソプラノ』『タスキメシ―五輪―』、近著に『光が死んだ夏』(ノベライズ)、『青春をクビになって』『転職の魔王様2.0』などがある。

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