『不夜島(ナイトランド)』(荻堂顕) 祥伝社
 発売:2023年12月08日 価格:1,980円(税込)

第二次世界大戦終結後、米軍占領下の琉球。その最西端の与那国島では、一本の煙草から最新鋭の義肢まで、ありとあらゆるものが売買される密貿易が行なわれていた! 腕利きのサイボーグ密貿易人・武庭純は、終戦とともに殺人鬼と化した元憲兵が島に上陸したという話を耳にする。元憲兵探しに乗り出した武だったが、時を同じくして、謎の米国人女性から 「姿も形も知れない “含光” なる代物を手に入れろ」という奇妙な依頼が舞い込んでくる。相棒の島人とともに奔走する武だったが……。 琉球と台湾の史実をもとに描き出す、 サイバーパンク巨編!

【著者プロフィール】

1994年、東京都出身。2020年に『擬傷の鳥はつかまらない』で「第7回新潮ミステリー大賞」を受賞しデビュー。近著に『ループ・オブ・ザ・コード』がある。

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