『ぼくは青くて透明で』(窪美澄) 文藝春秋
 発売:2024年01月16日 価格:1,760円(税込)

「ぼく」(羽田海)は、血の繋がらない継母の美佐子さんと二人暮らしをしている。ぼくが高校1年の夏に、美佐子さんの仕事の都合で引っ越しをすることになった。前の町で美佐子さんが勤めていた印刷会社が倒産したのだ。勉強も好きじゃないし、運動も得意じゃない。いつか美佐子さんとも離れなくちゃいけない。そんなとき、ぼくは、転校先の高校で忍と出会った……。出会ってしまった。

【著者プロフィール】

1965年、東京都出身。2009年、「ミクマリ」で「第8回女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞しデビュー。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』を2010年に刊行。同書は2011年に「第24回山本周五郎賞」を受賞し、2012年には映画化もされている。同年に『晴天の迷いクジラ』で「第3回山田風太郎賞」を、2019年に『トリニティ』で「第36回織田作之助賞」を受賞し、2022年、『夜に星を放つ』で「第167回直木賞」を受賞した。その他の著書に『私は女になりたい』『ははのれんあい』『朔が満ちる』『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『ルミネッセンス』などがある。

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