『犬は知っている』(大倉崇裕) 双葉社
 発売:2024年01月17日 価格:1,870円(税込)

アニマルセラピーの専門的で高度なトレーニングを受けた「ファシリティードッグ」として、警察病院の小児病棟に常勤するピーボ。患者の治療計画にも介入するピーボだが、実は密命を帯びていた。特別病棟に入院する受刑者と接し、彼らから事件の秘密や真犯人の情報などを聞き出すこと。死を前にした犯罪者はピーボに癒やされ、語り出すのだった。そしてピーボとコンビを組むハンドラーの笠門巡査部長は捜査を開始する――。癒やしのファシリティードッグとわけあり警察官が知られざる重大事件を鮮やかに解決!

【著者プロフィール】

1968年、京都府生まれ。1997年に「三人目の幽霊」で「第4回創元推理短編賞」佳作を受賞。同年に鮎川哲也氏編纂のアンソロジー『本格推理10』に「エジプト人がやってきた」が収録される。1998年には「ツール&ストール」で「第20回小説推理新人賞」を受賞。2001年に『三人目の幽霊』でデビュー。シリーズ化された同作のほか、主な著作に「白戸修」シリーズ、2度のドラマ化が行われた「福家警部補」シリーズ、同じく連続ドラマ化された「警視庁いきもの係」シリーズ及び「死神さん」(単行本時タイトル『死神刑事』)シリーズがある。自ら脚本を手がけた劇場アニメ作品のノベライズ『小説 名探偵コナン から紅の恋歌』なども刊行されている。近著に『一日署長』『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』『樹海警察 2』『冬華』などがある。

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