『その音は泡の音』(平沢逸) 講談社
 発売:2024年02月29日 価格:1,870円(税込)

毎年、大学の夏休みに行われるお笑いサークルの合宿では、行き先ごとに分かれ、老人ホームや病院でコントや大喜利を披露する。東北班のメンバーは、3年の朝倉とミミ、2年で班長の三井、1年のユカリと杉崎。レンタカーで出発したわたしたちは初日の目的地・福島へ向かうが、旅の予定は早々に乱れて……。夢と現の狭間で移りゆく思考と感情の泡立ち、分岐する記憶をとらえる奇跡の文体。注目作家のデビュー後第1作。

【著者プロフィール】

1994年、東京都生まれ。2022年に『点滅するものの革命』で「第65回群像新人文学賞」を受賞しデビュー。

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