『東北モノローグ』 河出書房新社
発売:2024年02月27日 価格:2,200円(税込)
発売:2024年02月27日 価格:2,200円(税込)
東日本大震災の癒されえぬ傷痕、そのうえを流れた時間はいったいなにを残したのか。東北のひとびとがいま語ること、その地でこだまする声に耳を澄ます、文学とノンフィクションの臨界点。震災から10年の2021年に刊行された、震災後を生きる当事者たちの「今」を描いた『福島モノローグ』に続く、東北各地を訪ね歩き、記録された声で綴られた1冊。
【著者プロフィール】
1961年生まれ。出版社の編集者を経て、音楽や舞台、テレビなどでも活躍。1988年『ノーライフキング』で小説家としてデビュー。同作は1989年に映画化も行われた。以降、90年代にかけて『ワールズ・エンド・ガーデン』『解体屋外伝』『波の上の甲虫』など多数の作品を発表するも、1997年の『去勢訓練』を最後に小説執筆を休止。執筆活動は随筆が中心となり、1999年には『ボタニカル・ライフ』で「第15回講談社エッセイ賞」を受賞した。2013年に16年ぶりの書籍刊行となった小説『想像ラジオ』は芥川賞候補となり、「第35回野間文芸新人賞」を受賞した。その他の小説著書に『存在しない小説』『鼻に挟み撃ち』『我々の恋愛』『どんぶらこ』『小説禁止令に賛同する』『夢七日 夜を昼の國』などがある。
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