『火の神の砦』(犬飼六岐) 文藝春秋
 発売:2024年04月08日 価格:1,980円(税込)

時は室町時代。陰流の祖・愛洲久忠は、出雲で「この世にないはず」の刀剣・青江に出会う。幻の名刀に導かれ、陽気な若侍・又四郎と共に山奥をさまよった久忠は、やがて女だけの隠れ里に辿り着く。そこで久忠は女刀鍛冶たちに、望む刀を造る代わりに自分たちを守ってほしいと懇願されて――。

【著者プロフィール】

1964年、大阪生まれ。2000年に「筋違い半介」で「第68回小説現代新人賞」を受賞しデビュー。2011年には『蛻』で「第144回直木賞」候補となっている。その他の著書に『吉岡清三郎貸腕帳』『無双十文字槍 鬼坊主末法帖』『やさぐれ 品川宿悪人往来』『囲碁小町嫁入り七番勝負』『与太話浮気横槍』『ソロバン・キッド』などがある。

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