『俺はこのままひとりぼっちで、いつかおかしくなってしまうんだろうか』(南綾子) 双葉社
 発売:2024年04月10日 価格:792円(税込)

男性は孤独に弱くてひとりぼっちでいると生きる気力を失い、おかしくなってしまう──売れない小説家兼雇われコンビニ店長の春来は、SNSでややバズった投稿を見た途端にずっと一人の生活に耐えられるかどうか不安に襲われる。同じ年代の元クラスメイトや、同僚や知人もそれぞれ抱えているものがあった。不器用な人間のいきざまや繋がりを丁寧に描いた長篇。

【著者プロフィール】

1981年、愛知県出身。2005年に「夏がおわる」で「第4回女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。同作を含む『ほしいあいたいすきいれて』を2007年に刊行。2014年に刊行した『婚活1000本ノック』が本年連続ドラマ化され話題となる。その他の著書に『ベイビィ、ワンモアタイム』『マサヒコを思い出せない』『わたしの好きなおじさん』『ぬるま湯女子会』『21世紀の処女』『タイムスリップしたら、また就職氷河期でした』、近著に『死にたいって誰かに話したかった』などがある。

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