『死にたいって誰かに話したかった』(南綾子) 双葉社
 発売:2023年01月12日 価格:770円(税込)

あたたかい家庭がほしいと願いながら、恋人どころか友人もできず空回りばかりしている奈月は、生きづらさを抱えて日々暮らしていた。悩みを共有できる人がいないか、「生きづらさを克服しようの会」を勝手に発足し、勧誘チラシを撒く。すると、モテなさすぎて辛いと話す男性から連絡がきて――。どうして私たちは他の人のように「普通」に生きられないのか。生き方に悩む男女が不器用に前進していく。

【著者プロフィール】

1981年、愛知県出身。2005年に「夏がおわる」で「第4回女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。同作を含む『ほしいあいたいすきいれて』を2007年に刊行。その他の著書に『ベイビィ、ワンモアタイム』『夜を駆けるバージン』『マサヒコを思い出せない』『わたしの好きなおじさん』『ぬるま湯女子会』『21世紀の処女』、近著に『タイムスリップしたら、また就職氷河期でした』などがある。

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