『落語刑事サダキチ 埋蔵金伝説と猫の恩返し』(愛川晶) 中央公論新社
 発売:2024年04月22日 価格:1,078円(税込)

神楽坂は筑土八幡町の工事現場で、猫が小判を掘り出した。飼い主の噺家は一躍時の人に、寄席は大入り満員。しかし小判が発見された土地のオーナーの娘が誘拐されてしまい――落語を愛するベテラン刑事・平林定吉と、新人刑事・三崎優子、落語界の隠れた名探偵・林家正蔵師匠が街の事件を解決。昭和50年代が舞台の落語ミステリ×警察小説第3作。

【著者プロフィール】

1957年、福島県生まれ。1994年に「第5回鮎川哲也賞」受賞作『化身』でデビュー。主な作品に『六月六日生まれの天使』『ヘルたん』『再雇用されたら一カ月で地獄に堕とされました』。落語ミステリーでは、『道具屋殺人事件』『芝浜謎噺』など「神田紅梅亭寄席物帳」シリーズ、『神楽坂謎ばなし』など「神楽坂倶楽部」シリーズ、『高座のホームズ』など「昭和稲荷町らくご探偵」シリーズがある。『太神楽 寄席とともに歩む日本の芸能の原点』(鏡味仙三郎著)では編者を務めた。

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