『ひとりぼっちの私は、君を青春の亡霊にしない』(丸井とまと) KADOKAWA
 発売:2024年04月25日 価格:748円(税込)

周囲に合わせてばかりいたため、本当の自分を見失ってしまった高校生の亜湖。ひとりの時間がほしくて選択授業に書道を選んだところ、そこで中学時代の片思いの相手・佐木冬斗と再会してしまう。だが明るかったはずの彼はすっかり雰囲気が変わっていた。実は「他人のストレスが視える」能力を持った冬斗は、そのせいで人を遠ざけるようになっていたのだ。亜湖が意を決して話しかけたことで、少しずつ会話するようになったふたり。すると冬斗は、過度なストレスで心と表情を失い、人の目に認識されなくなる“亡霊”という恐ろしい現象の存在を教え、亜胡の友人・えみりの心が危ないと忠告する。その矢先――。

【著者プロフィール】

WEBでの小説発表、電子書籍刊行を経て、2019年に初の書籍『初恋のうたを、キミにあげる。』を刊行。2020年「ボーイミーツガール大賞」大賞受賞作の『檸檬喫茶のあやかし処方箋』、「魔法のiらんど大賞2020小説大賞」青春小説特別賞受賞作の『君と過ごした透明な時間』、2021年「第5回noichigo大賞」大賞受賞作の『青春ゲシュタルト崩壊』など、短期間で多数の文芸コンテストで受賞し書籍化を実現。近著に『さよなら、2%の私たち』『まどろみハーブティー 吉祥寺シェアハウスの優しい魔法』『息ができない夜に、君だけがいた。』などがある。

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