『読んでばっか』(江國香織) 筑摩書房
 発売:2024年06月12日 価格:1,980円(税込)

本を読むのはその本のなかにでかけて行くことですから、ここに集められた文章は、私にとって旅の記録でもあります。あちこちにでかけたなあ。(「あとがき」より)――絵本、童話から小説、エッセイ、詩、そして海外ミステリーまで――お風呂でも、電車の中でも、待ち合わせでも、いつもそばに本がある幸せ。心躍るエッセイ集。

【著者プロフィール】

1964年、東京都生まれ。1992年『きらきらひかる』で「第2回紫式部文学賞」、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で「第15回山本周五郎賞」、2004年『号泣する準備はできていた』で「第130回直木賞」、2007年『がらくた』で「第14回島清恋愛文学賞」、2010年『真昼なのに昏い部屋』で「第5回中央公論文学賞」、2012年「犬とハモニカ」で「第38回川端康成文学賞」、2015年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で「第51回谷崎潤一郎賞」など数々の文学賞を受賞。その他の著書に『つめたいよるに』『神様のボート』『東京タワー』『抱擁、あるいはライスには塩を』『彼女たちの場合は』『去年の雪』『ひとりでカラカサさしてゆく』『シェニール織とか黄肉のメロンとか』『川のある街』など多数。

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