『サマーレスキュー 夏休みと円卓の騎士』(二宮敦人) 文藝春秋
 発売:2024年07月23日 価格:1,760円(税込)

世界中で3億本を売り上げる大ヒットゲーム「ランドクラフト」。プレイヤーの多さから、ゲームの中ではRMT(リアル・マネー・トレード)と言われる現金のやりとりも行われ、最近ではゲーム内に10億円相当の宝が眠っているとも噂されている。夏休みを迎えた中学2年生の巧己と祥一も、お宝ゲットを狙って連日ログインしていた。しかしある日、祥一が行方不明になってしまう(ゲームの中でも現実でも)。何かトラブルに巻き込まれたに違いないと思った巧己は、かつては「ランドクラフト博士」と呼ばれるほどやり込みながら、現在はゲームをやめている幼馴染の千香に助けを求めるが――。

【著者プロフィール】

1985年、東京都生まれ。携帯小説・ネット小説として投稿した作品が話題を集め、2009年に『!』でデビュー。同作は4作続くシリーズとして人気を集める。以降、コンスタントに小説作品を発表する傍ら、2016年に初めて手掛けたノンフィクションとなる『最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常』が大ヒットとなる。その他の著書に「郵便配達人 花木瞳子」シリーズ、「鉄道員・夏目壮太」シリーズ、「最後の医者」シリーズ、『恋のヒペリカムでは悲しみが続かない』『裏世界旅行』『ある殺人鬼の独白』『さよなら、転生物語』、ノンフィクションでは『紳士と淑女のコロシアム 「競技ダンス」へようこそ』『ぼくらは人間修行中 はんぶん人間、はんぶんおさる。』などがある。

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