『眼下は昏い京王線です』(芦花公園) 双葉社
 発売:2024年08月28日 価格:1,870円(税込)

大学生の琴葉は、飲み会の後にお持ち帰りされそうになっていたところを助けてくれたシマくんにひとめぼれする。すげないシマくんに振り向いてもらうため、彼が傾倒している「本当に障る話」の調査を手伝う琴葉だが、どうやら琴葉は霊や怪異を寄せる体質らしく、いつも命の危険があるような危険な目に遭ってしまう。その度に大いに反省し、もうやめようと思うのだが、シマくんの素晴らしく良い声で誘われるとどうしても誘いを断ることが出来ないのだった――。ホラー小説界最注目の才能が放つ新感覚のエモーショナル・ホラー!

【著者プロフィール】

東京都出身。2018年頃からWEBでの小説発表をはじめる。その1編である「ほねがらみ——某所怪談レポート」が大きな注目を集め、2021年に『ほねがらみ』でデビュー。その他の著書に『異端の祝祭』『漆黒の墓情』『とらすの子』『死者の落角』『パライソのどん底』、近著に『極楽に至る忌門』『食べると死ぬ花』などがある。

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