『大樹館の幻想』(乙一) 星海社
 発売:2024年09月19日 価格:1,980円(税込)

決して解かれえぬ謎と共に炎に包まれ、この世から消え去った「大樹館」。この館に住み込みの使用人として働く穂村時鳥は、「これから起こる大樹館の破滅の未来」を訴えるおなかの胎児の声を頼りに、その未来を塗り変える推理を繰り返すが――!? 乙一史上初となる「館もの」本格ミステリが登場!

【著者プロフィール】

1978年、福岡県生まれ。1996年に「第6回ジャンプ小説大賞」を受賞した『夏と花火と私の死体』でデビュー。2003年に『GOTH リストカット事件』で「第3回本格ミステリ大賞」を受賞。また2011年に中田永一名義で刊行した『くちびるに歌を』は、2012年に「第61回小学館児童出版文化賞」を受賞している。乙一名義以外にも、本名を含めた複数のペンネームを使い分けた執筆を行っており、それらが共著する形でのアンソロジー「幻夢コレクション」シリーズも発表している。近著に『彼女が生きてる世界線!』(中田永一名義)、『小説家と夜の境界』(山白朝子名義)などがある。

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