『二人一組になってください』(木爾チレン) 双葉社
 発売:2024年09月19日 価格:1,815円(税込)

とある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。突如開始されたデスゲームに、指示通りペアを組みながらも半信半疑だった27人は、余った生徒が左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げたことで、この状況が真実だと思い知る。自分が生き残るべき存在だと疑わない一軍、虚実の友情が入り混じる二軍、教室の最下層に生息し発言権のない三軍――。本当の友情とは? 無自覚の罪によるいじめとは何か? 生き残って卒業できるのは果たして誰か? 青春と友情の極致を描く最高傑作!

【著者プロフィール】

1987年、京都府出身。大学在学中に執筆した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で2009年に「第9回 女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞。2012年に単行本『静電気と、未夜子の無意識。』を刊行してデビュー。2021年に『みんな蛍を殺したかった』で注目を集める。その他の著書に『ぜんぶ、藍色だった。』『私はだんだん氷になった』、近著に『神に愛されていた』などがある。

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