『まず良識をみじん切りにします』(浅倉秋成) 光文社
 発売:2024年10月23日 価格:1,760円(税込)

「とにかくヘンな小説をお願いします」そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。憎き取引先への復讐を計画する「そうだ、デスゲームを作ろう」、集団心理を皮肉った「行列のできるクロワッサン」、第76回日本推理作家協会賞ノミネートの『ファーストが裏切った』など、日々の違和感を増殖、暴走させてたどり着いた前人未到の五編。これも浅倉秋成。いや、これこそが浅倉秋成。

【著者プロフィール】

1989年生まれ。2012年に「第13回講談社BOX新人賞“Powers”」受賞作『ノワール・レヴナント』でデビュー。同時投稿された『フラッガーの方程式』も翌年第2作として刊行された。2021年刊行の『六人の嘘つきな大学生』が大きな注目を集め、コミカライズや実写映画化が行われた。また『ショーハショーテン!』(漫画・小畑健)など漫画原作も手掛けている。その他の著書に『失恋覚悟のラウンドアバウト』『教室が、ひとりになるまで』『九度目の十八歳を迎えた君と』『俺ではない炎上』、近著に『家族解散まで千キロメートル』などがある。

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