『秋葉断層』(佐々木譲) 文藝春秋
 発売:2024年11月25日 価格:1,980円(税込)

1997年10月、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ事案。被害者は秋葉原【アキバ】に根を下ろす一族経営の電器店の常務だった。未解決のままだったこの事案に、2024年11月、〈殺し〉の可能性が浮上する。警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と、地元・万世橋署の“やる気のない年上部下”柿本のバディは、電気街の歴史を搔き分け真実を摑めるのか!? ドラマ化も果たした〈特命捜査対策室〉シリーズ、待望の最新刊!

【著者プロフィール】

1950年、北海道出身。1979年に『鉄騎兵、跳んだ』で「第55回オール讀物新人賞」を受賞しデビュー。1990年に『エトロフ発緊急電』で「第43回日本推理作家協会賞(長篇部門)」及び「第8回日本冒険小説協会大賞」「第3回山本周五郎賞」、1995年に『ストックホルムの密使』で「第13回日本冒険小説協会大賞」、2002年に『武揚伝』で「第21回新田次郎文学賞」、『警官の血』で「第26回日本冒険小説協会大賞」をそれぞれ受賞。2010年には『廃墟に乞う』で「第142回直木賞」を受賞した。また2016年には「第20回日本ミステリー文学大賞」を受賞している。多数の著作を持ち、近著に『左太夫伝』『警官の酒場 道警・大通警察署』『時を追う者』などがある。

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