『ふたりの窓の外』(深沢仁) 東京創元社
 発売:2024年11月29日 価格:1,760円(税込)

婚約者ともうすぐ旅行に出かけるはずだった女と、その婚約者の代わりに旅に同行することを申し出た男。なぜか承諾してしまった女は、それまで見ず知らずだった男と春の宿で一夜を過ごすことになる――。春の宿、夏の墓参、秋のドライブ、そして冬の宿。葬儀場での出会い以来、それぞれの季節に一度ずつしか会うことのなかったふたりの一年を四章仕立てで描いた、絵画のような恋愛小説。

【著者プロフィール】

2010年、詩集『狼少女は羊を逃がす』を自費出版で発表。2011年に「第2回『このライトノベルがすごい!』大賞」優秀賞を受賞し、『R.I.P. 天使は鏡と弾丸を抱く』を刊行。2020年には『この夏のこともどうせ忘れる』で「第12回高校生が選ぶ天竜文学賞」を受賞している。その他の著書に「英国幻視の少年たち」シリーズ、『渇き、海鳴り、僕の楽園』、近著に『眠れない夜にみる夢は』がある。

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