『結 妹背山婦女庭訓 波模様』(大島真寿美) 文藝春秋
 発売:2021年08月04日 価格:1,870円(税込)

実在した人形浄瑠璃作者・近松半二を描いた、著者初の時代小説『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で「第161回直木賞」を受賞。2年の時を経て、待望の続編が直木賞受賞後第1作として登場! 江戸時代の道頓堀を舞台に、歌舞伎の人気に押され勢いに陰りが見え始めてはいたものの、人形浄瑠璃に魅せられ、人形浄瑠璃のために生きた人々の喜怒哀楽と浮き沈み、せわしなくも愛しい人間模様をいきいきと描く群像時代小説。

【著者プロフィール】

1962年、愛知県生まれ。1992年「春の手品師」で「第74回文学界新人賞」を受賞。同年に、前年の「第15回すばる文学賞」最終候補となった『宙の家』で単行本デビュー。2019年『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で「第161回直木三十五賞」受賞。代表作に『三人姉妹』『ビターシュガー』『ピエタ』『チョコリエッタ』などがある。

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