『ヴァイタル・サイン』(南杏子) 小学館
 発売:2021年08月18日 価格:1,760円(税込)

二子玉川グレース病院で看護師として働く31歳の堤素野子。今後のキャリアに悩み、患者からは感謝より罵られ、休日も気が休まらない過酷なシフトをなんとかこなしながら、整形外科医である恋人と束の間の時間を持つことでどうにかやり過ごしていた。そんな素野子が見つけた、看護師のものと思われるツイッターアカウント。そこにはプロとして決して口にしてはならないはずの、看護師たちの本音が赤裸々に投稿されていた……。映画化された『いのちの停車場』も大きな話題となった、現役医師でもある著者の最新作。

【著者プロフィール】

1961年、徳島県生まれ。大学卒業後、出版社等の勤務を経て結婚し、夫の転勤に伴って渡英。帰国後、33歳で東海大学医学部に修士編入し医師免許を取得。医師として働く傍ら執筆活動を始め、2016年に『サイレント・ブレス』でデビュー。近著に『ブラックウェルに憧れて』『いのちの停車場』など。

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