『久遠の檻 天久鷹央の推理カルテ』(知念実希人) 新潮社
 発売:2021年08月30日 価格:781円(税込)

天才だが人格破綻者と評される女医・天久鷹央が、診断医としての知見を生かして難事件を解決する人気シリーズ最新作。かつてアイドルとして芸能活動をしていた少女・楯石希津奈。15年以上の時を経て、彼女がまったく同じ容姿で現れたことに驚いた精神科部長の墨田淳子は、統括診断部の鷹央に診察を依頼する。だが、検査をしようとした矢先に父親が現れ、希津奈は連れ去られてしまう……。ミイラ化した遺体。自殺からの復活。相次ぐ不可思議な現象の真実は?

【著者プロフィール】

1978年、沖縄県生まれ。高校生のときに作家・鮎川哲也が編者を務める公募アンソロジー『本格推理』に本名で投稿し、掲載される。2004年に医師国家試験に合格し、医師として勤務する傍ら本格的に執筆活動を始め、2011年に「第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、改題の上『誰がための刃 レゾンデートル』で翌年デビュー。代表作に「天久鷹央の事件カルテ」シリーズ、「仮面病棟」シリーズ、また近著に『硝子の塔の殺人』『傷痕のメッセージ』など。

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