今日は、2021年8月30日発売のこちら。
『龍ノ国幻想1 神欺く皇子』(三川みり著)
新潮文庫nexから出ています。当店の文芸スタッフもゲラを読んでたんですけども、編集さんから連絡をいただいたときに「ぜひ私も!」ということで、当店では二人読んでいます。めちゃくちゃ面白かったです。
当店のスタッフもSNSでコメントを出していましたし、全国の書店さんが応援しているんだな~と思っています。
表紙がすごく綺麗でしょう? これ(表紙の人物)、実は女の人なの。男装しているんです。帯の裏(下図)もカッコいいでしょ。中央の女の人ふたりが奥さんなんです。
いま宮廷ものも、ファンタジーもいっぱいあるし、どうせこんな感じでしょ? って思いながら読むと、痛い目に遭います。
龍がいると信じられている国で、龍の声が聞こえる女性は優遇され、龍の声が聞こえない女性は殺されてしまうという国なんですが、そこでお姉さんが殺されてしまい、主人公は国を変えようと思っているわけです。
その様子は、読んでいただきたいので割愛しますが、後半はミステリーというか、読み手が裏切られるような面白い展開があります。
文芸スタッフも興奮したと言ってましたが、私もすごくハラハラして、ラストの言葉が滅茶苦茶カッコいいので、ぜひ最後まで読んでいただいて、爽やかというか壮大な雰囲気を味わっていただきたいなと思います。
当店では、私と文芸スタッフの二人で、ずっと推すつもりでいるので、ぜひよろしくお願いします~!
今回取り上げた作品
『 龍ノ国幻想1 神欺く皇子』(三川みり著)
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=978-4-10-180218-3&refHpStenhnbCode=93497
明正堂書店
アトレ上野内 JR上野駅中央改札を出てみどりの窓口を右折