『おわかれはモーツァルト』(中山七里) 宝島社
 発売:2021年12月18日 価格:1,760円(税込)

「このミステリーがすごい!大賞」を受賞したデビュー作『さよならドビュッシー』から続く、ピアニスト・岬洋介が活躍する人気シリーズ最新作。2016年11月。盲目ながら2010年のショパンコンクールで2位を受賞したピアニスト・榊場隆平はクラシック界の話題を独占し人気を集めていた。しかし、「榊場の盲目は、自身の付加価値を上げるための芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場が犯人として疑われてしまう。窮地に追いやられた榊場だったが、そんな彼のもとに、榊場と同様ショパンコンクールのファイナルに名を連ねたあの男が駆けつける――!

【著者プロフィール】

1961年、岐阜県生まれ。2009年に「第8回このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、翌2010年に受賞作『さよならドビュッシー』でデビュー。同作は2013年に映画化もされた。『贖罪の奏鳴曲』からはじまる弁護士・御子柴礼司を主人公としたリーガルサスペンスシリーズ、著者の多数の作品に登場する刑事・犬養隼人を生んだ『切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人』からはじまるシリーズなど、多数の人気シリーズを持つ。デビュー10周年となった昨年は、12か月連続の単行本新作刊行を実現した。近著に『嗤う淑女 二人』『能面検事の奮迅』など。

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