『饗宴』(赤松利市) 小学館
 発売:2021年12月22日 価格:1,870円(税込)

大手新聞社を定年退職した鮎子は、その夜に連れて行かれたショーパブでアサミと名乗るひとりの女性と出会った。ショーの演出を手がける立場である彼女は、初対面であるにもかかわらず、近々に行う出演ダンサーのオーディションに立ち会って欲しいと、鮎子に頼み込む。その出会いをきっかけにアサミに翻弄される鮎子。新宿、浅草、バリ島を舞台に、アサミに心身を取り込まれた鮎子が行く先々で体験したのは、想像を絶する「宴」だった――。すべてが伏線! 1行たりとも目が離せない、恐怖の“肉食系”ミステリー!!

【著者プロフィール】

1956年、香川県出身。2018年に「第1回大藪春彦新人賞」を受賞。受賞作『藻屑蟹』の雑誌『読楽』への掲載、電子配信(2019年に文庫書籍化)を経て、同年『鯖』で単行本デビュー。2019年発表の『犬』で、翌2020年に「第22回大藪春彦賞」を受賞。そのほかの作品に『らんちう』『ボダ子』『下級国民A』、近著に『隅田川心中』など。

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