『怪物』(東山彰良) 新潮社
 発売:2022年01月31日 価格:2,860円(税込)

乗機B-17を撃墜され、毛沢東治世下の敵国に落下した台湾空軍スパイ。彼は飢餓の大陸から奇跡の帰還を果たす。そう、これは私の血族の話だ――。日本で権威ある文学賞を受賞した台湾出身のひとりの作家。彼が新たに描く物語は、台湾の偵察機乗組員だった叔父をモチーフにしていた。中国、台北、東京。幾つもの煉獄を遍歴する男と彼をモデルに小説を書く作家、2人の男の運命が交じりあう。自身の半生をも投影し、現実と虚構、過去と現在の錯綜によって描き出される、愛と自由の物語。

【著者プロフィール】

1968年、台湾生まれ。2002年に「第1回『このミステリーがすごい!』大賞」銀賞及び読者賞を受賞し、翌年改題の上受賞作『逃亡作法 TURD ON THE RUN』でデビュー。2009年に『路傍』で「第11回大藪春彦賞」、2015年に『流』で「第153回直木賞」、2016年に『罪の終わり』で「第11回中央公論文芸賞」をそれぞれ受賞。また2017年には『僕が殺した人と僕を殺した人』が「第34回織田作之助賞」、「第69回読売文学賞受賞」、「第3回渡辺淳一文学賞」の三賞を受賞した。2019年 「第26回福岡県文化賞」を受賞。近著に『どの口が愛を語るんだ』など。

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