『落花流水』(鈴木るりか) 小学館
 発売:2022年02月04日 価格:1,540円(税込)

とある地方都市。高校3年で受験生の水咲の住む町で、ある朝、町中の尊敬を集める「先生一家」の門前にパトカーが何台も集まっていた。そこは水咲が現在通う高校の生物教師の家でもある。水咲といつも一緒の幼なじみ・聖二と愛海も心配で駆けつけるが、手錠をかけられ警察に連行されて出てきたのはなんとその生物教師だった! その先生は幼い頃から水咲にとって特別な存在。先生をひたすら信じたい一心から水咲はまた別の事件にも巻き込まれてしまい……。14歳でデビューし、自身も現役受験生である著者が、地方都市在住受験生の青春を描いた初恋小説。読後爽快、リアルな青春を鮮やかに描く。

【著者プロフィール】

2003年、東京都生まれ。2013年に初めて書いた小説「Dランドは遠い」で「第8回12歳の文学賞」大賞を受賞。第9回、第10回の同賞でも大賞を受賞し、2017年に受賞作を含めた短編集『さよなら、田中さん』でデビュー。その他の著書に『14歳、明日の時間割』『太陽はひとりぼっち』。

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