『剣持麗子のワンナイト推理』(新川帆立) 宝島社
 発売:2022年04月08日 価格:1,540円(税込)

不動産屋の主人が何者かに殺害された。麗子は「武田信玄」と名乗る第一発見者の男に呼び出されるが、男は本名も住所も明かそうとせず……。(「家守の理由」)/バーでホストの「信長」が殺された。状況からすると店で寝ていたという「光秀」が怪しいが、彼は無実を訴えて麗子に助けを求めてくる。(「手練手管を使う者は」)――亡くなった町弁のクライアントを引き継ぐことになってしまった剣持麗子。都内の大手法律事務所で忙しく働くかたわら、業務の合間(主に深夜)に一般民事の相談にも乗る羽目になりった彼女の姿を描く、全5編収録の短編集。次々に舞い込む難題を、麗子は朝までに解決できるのか!?

【著者プロフィール】

1991年、米国・テキサス州出身・宮崎県育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。司法修習中に最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストに合格しプロ雀士としても活動経験あり。弁護士として勤務。2020年に「第19回『このミステリーがすごい!』大賞」を受賞し、翌2021年に受賞作『元彼の遺言状』(宝島社)でデビュー。同作は2022年4月より綾瀬はるか主演で連続ドラマ化される。近著に『倒産続きの彼女』があるほか、5月にも新刊『競争の番人』を刊行予定。

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