『脱北航路』(月村了衛) 幻冬舎
 発売:2022年04月13日 価格:1,870円(税込)

この女性を連れて、日本に亡命する――。北朝鮮の陸海空軍による大規模軍事演習。国の威信をかけたこの行事で、桂東月(ケ・ドンウォル)大佐は潜水艦による日本への亡命を決行した。しかも、拉致被害者の女性を連れて――。だが、そんな彼らを朝鮮人民軍が逃すはずがない。特殊部隊、爆撃機、魚雷艇、対潜ヘリ、コルベット艦、そして……。息つく間もなく送り込まれる殲滅隊の攻撃をくぐり抜け、東月達は日本に辿り着けるか? 極限状況ゆえに生まれる感涙の人間ドラマ。超弩級エンターテインメント!

【著者プロフィール】

1963年生まれ。2010年に『機龍警察』で小説家デビュー。2012年にシリーズ2作目の『機龍警察 自爆条項』で「第33回日本SF大賞」、2013年に同3作目『機龍警察 暗黒市場』で「第34回吉川英治文学新人賞」、2015年に『コルトM185 残月』で「第17回大藪春彦賞」、『土漠の花』で「第68回日本推理作家協会賞」、2019年に『欺す衆生』で「第10回山田風太郎賞」をそれぞれ受賞。近著に『ビタートラップ』『機龍警察 白骨街道』『非弁護人』『悪の五輪』など。

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