『ファズイーター』(深町秋生) 幻冬舎
 発売:2022年03月24日 価格:1,870円(税込)

警視庁上野署の若手署員がナイフを持った男に襲われ、品川では元警官が銃弾に倒れた。いずれも犯人は捕まっていない。一方、指定暴力団の印旛会も幹部の事故死や失踪が続き、混乱を極めていた。組織犯罪対策課の八神瑛子は傘下の千波組の関与を疑う。数か月前から、ご法度の薬物密売に突然手を出し、荒稼ぎしているからだ。裏社会からも情報を得て、カネで飼い慣らした元刑事も使いながら、真相に近づいていく八神。だがそのとき、彼女自身が何者かに急襲され……。手段を選ばない捜査で数々の犯人を逮捕してきた八神も、ここで終わりなのか? 「警視庁の悪徳の女神」が命懸けで挑む宿敵との対決を描くシリーズ第5弾!

【著者プロフィール】

1975年、山形県生まれ。2004年に「第3回このミステリーがすごい!大賞」を受賞し、翌2005年に受賞作『果てしなき渇き』でデビュー。同作は2014年に『渇き』のタイトルで映画化もされている。2011年に発表した『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』はシリーズ化され、2014年に『アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子』としてドラマ化された。また2017年発表の『ヘルドッグス 地獄の犬たち』(旧題『地獄の犬たち』)も今秋劇場用映画として公開予定。近著に『鬼哭の銃弾』『煉獄の獅子たち』など。

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