『今、出来る、精一杯。』(根本宗子) 小学館
 発売:2022年04月21日 価格:1,760円(税込)

東京都三鷹市のスーパーマーケット「ママズキッチン」で働く人々は皆どこかヘン。しかしもっとおかしいのは毎日この店を訪れ「お弁当をタダでくれ」を叫ぶ車椅子の女だった。言葉を聞き入れてもらえない少女、自分の意見を捨てた女、完璧に見えるバイトリーダーに、他人の人生を壊してしまった男……。「黙ってれば、自分の意見を持たなければ、嫌な思いもしませんから」――バックヤードで繰り広げられる言葉の応酬と傷つけ合い。めんどうな12人の人間が曝け出した感情の先に希望は灯るのか。――2013年に演劇として発表され、自ら「どんなに劇作を続けて技術が上がっても常に自分のライバルはこの作品」と語る作品を、10年の時を経て、いまだから書ける言葉で小説として綴る!

【著者プロフィール】

1989年、東京都出身。2009年に劇団『月刊「根本宗子」』を旗揚げし、劇作家、演出家、脚本家、女優として活動を開始する。「岸田國士戯曲賞」最終候補に4度選出され、2018年には「2017年度第17回バッカーズ演劇奨励賞」を受賞。約1年の演劇活動休止を経て、2021年末より女優としての活動を終了と劇作家・演出家としての活動に専念。2022年に「第25回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞」を受賞。本作が初の小説著作となる。

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