『鴨川食堂しあわせ』(柏井壽) 小学館
 発売:2022年05月06日 価格:814円(税込)

京都のとある食堂の奥には、「思い出の味」を捜し出す探偵事務所があるそうで──。元刑事で料理人の父・流と、父を手伝いつつ探偵業も営んでいる娘・こいしが、依頼人の悩みにそっと寄り添い、あたたかい料理でもてなす人気シリーズ。毎回おいしそうなメニューで読者の心と胃袋を掴み続けるこのシリーズ、本書でも「第一話 焼鳥」……消えた父に伝えたい/「第二話 駅弁」……迷い込んだ心「第三話 イタリアン」……強い男を演じた夫――などなどの6品、いや全6編を収録。

【著者プロフィール】

1952年、京都府生まれ。歯科医院を営む傍ら、出身地である京都や旅をテーマとした文章を執筆するエッセイストとして活動。2008年からは柏木圭一郎名義でミステリー小説の執筆もはじめ、京都を舞台とした「星井裕の事件簿シリーズ」などを発表している。2013年から続く「鴨川食堂シリーズ」は、2016年に連続ドラマ化されている。

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