『入れ子細工の夜』(阿津川辰海) 光文社
 発売:2022年05月25日 価格:1,980円(税込)

古書の街に現れた探偵の秘密(「危険な賭け」)、禁断の「犯人当て入試」狂騒曲(「二〇二一年度入試という題の推理小説」)、虚実が裏返る入れ子細工の2人劇(「入れ子細工の夜」)、コロナ禍に覆面レスラー大集合で本人確認不能?(「六人の激昂するマスクマン」)――2020年に刊行され、「本格ミステリ・ベスト10」第1位ほかミステリ・ジャンルのランキングを席巻した『透明人間は密室に潜む』に続く短編集。

【著者プロフィール】

1994年、東京都出身。本格ミステリを対象とした公募企画「カッパ・ツー」により2017年『名探偵は嘘をつかない』でデビュー。読書家としても知られ、「読書日記」のWEB連載のほか、多数の文庫解説を手がけている。その他の著書に『星詠師の記憶』『紅蓮館の殺人』『透明人間は密室に潜む』、近著に『蒼海館の殺人』がある。

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