『禁猟区』 集英社
発売:2022年06月24日 価格:1,870円(税込)
発売:2022年06月24日 価格:1,870円(税込)
34歳、ライターの文美子。夫との関係は冷え切り、娘はかわいいが保育園で問題行動を起こしていた。ある日、文美子はママ友から、女性がお金を出して若い男性を「狩る」という「お茶会」に誘われる。乗り気でなかった文美子だが、そこで劇団俳優の夏生と出会い、彼の誠実さに惹かれていく。夫の愛人の来訪、半グレからの脅迫、変貌していくママ友。様々な出来事が降りかかる中、ふたりの関係は引き返せないところまで来てしまい……。『娼年』『眠れぬ真珠』に続く恋愛長篇。
【著者プロフィール】
1960年、東京都生まれ。1997年に『池袋ウエストゲートパーク』で「第36回オール読物推理小説新人賞」を受賞しデビュー。2003年に、『4TEEN』で「第129回直木賞」受賞。そのほか2006年に『眠れぬ真珠』で「第13回島清恋愛文学賞」を、2013年には『北斗 ある殺人者の回心』で「第8回中央公論文芸賞」をそれぞれ受賞。著作は『うつくしい子ども』『娼年』『アキハバラ@Deep』『美丘』『清く貧しく美しく』ほか多数。近著に『心心 東京の星、上海の月』『炎上フェニックス』など。
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