発売:2022年07月26日 価格:1,980円(税込)
2030年、千葉県逃尾市に一体の未確認飛行生物が飛来する。「ジェットジャガー」と呼ばれる銀色のロボットと交戦の末、突然死を遂げたその怪鳥は「ラドン」と名付けられた。その後、逃尾市周辺でラドンの死骸が相次いで発見され――。著者がシリーズ構成・脚本を担当し、昨年放送されたテレビアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』を、自ら小説化。小説で描かれるもう一つの物語。
【著者プロフィール】
1972年、北海道出身。2007年に『Self-Reference ENGINE』でデビュー。同年「オブ・ザ・ベースボール」で「第104回文學界新人賞」を受賞。「第137回芥川賞」候補となった同作は2008年に書籍化された。2010年に『烏有此譚』で「第32回野間文芸新人賞」を受賞。2011年に「第3回早稲田大学坪内逍遙大賞」奨励賞を受賞。2012年には『道化師の蝶』で「第146回芥川賞」を受賞した。同年には「咲くやこの花賞(文芸その他部門)」及び、伊藤計劃との共著となる『屍者の帝国』で「第31回日本SF大賞」特別賞、「第44回星雲賞日本長編部門」も受賞した。2017年発表の「文字渦」で「第43回川端康成文学賞」を受賞。2018年の書籍化後、2019年に「第39回日本SF大賞」を受賞した。その他の著書に『後藤さんのこと』『これはペンです』『エピローグ』『プロローグ』などがある。