『浅草ルンタッタ』(劇団ひとり) 幻冬舎
 発売:2022年08月24日 価格:1,650円(税込)

行き場をなくした女たちが集う浅草の置屋「燕屋」の前に、ひとりの赤ん坊が捨てられていた。かつて自らの子を亡くした遊女の千代は、周囲の反対を押し切ってその子を育てることを決める。お雪と名付けられた少女は、燕屋の人々に囲まれながら、明治から大正へ、浅草の賑わいとともに成長する。楽しみは芝居小屋に通うこと。歌って、踊って、浅草オペラの真似をして、毎日はあんなに賑やかで幸せだったのに。あの男がすっかり台無しにした──。100万部突破のベストセラー『陰日向に咲く』を超える、圧倒的祝祭に満ちた物語。

【著者プロフィール】

1977年、千葉県生まれ。1993年より芸人として活動を始め、2000年にピン芸人「劇団ひとり」となる。2006年に発表したはじめての小説『陰日向に咲く』が100万部を超えるベストセラーとなり、映画化される。2010年の次作『青天の霹靂』は自身の初監督作品として映画化。2021年には配信映画『浅草キッド』でも脚本・監督を務め大きな反響を集めた。その他の著書に『幸福論と。』『そのノブはひとりの扉』(エッセイ集)などがある。

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