『喪を明ける』(太田忠司) 徳間書店
 発売:2022年11月09日 価格:770円(税込)

妻に先立たれた靴職人の卓弥のもとに、妻子と別れた息子・優斗が戻ってきた。職人気質でぶっきらぼうな父と、定職につかずアルバイトで暮らす息子の、ぎこちない8年ぶりの同居生活を、大地震、疫病、変災を経て、AIや移民の問題を抱えるようになった日本を舞台に描く近未来小説。今夏、U-NEXTのオリジナル書籍として配信された作品が、初の紙書籍化として文庫で登場!

【著者プロフィール】

1959年、愛知県生まれ。1990年に『僕の殺人』で本格的にデビュー。同作からはじまる「殺人三部作」や、「少年探偵・狩野俊介シリーズ」「探偵藤森涼子の事件簿シリーズ」「新宿少年探偵団シリーズ」など多くのシリーズ、「第21回うつのみやこども賞受賞」を受賞した『黄金蝶ひとり』、『奇談蒐集家』『星町の物語』『名古屋駅西 喫茶ユトリロ』など著書多数。近著に「第8回徳間文庫大賞」を受賞した『麻倉玲一は信頼できない語り手』や『猿神』『遺品博物館』などがある。

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