『地羊鬼の孤独』(大島清昭) 光文社
 発売:2022年11月24日 価格:1,980円(税込)

栃木県内で次々に発見された木製の棺。その中には臓器を木製模型に取り替えられた全裸遺体と、中国妖怪「地羊鬼」の名前のみが残されていた。新米刑事・八木沢は、警部補・林原とコンビを組み、捜査を進めるが、事件の全容はもはや人間の手に収まらないものになっていた――。妖怪研究者でもある著者が確かな知識を元に、オカルトと論理を融合させて描く怪異ミステリ!

【著者プロフィール】

1982年、栃木県生まれ。妖怪・幽霊の研究家として評論・研究書を発表。2020年に「第17回ミステリーズ!新人賞」を受賞し、受賞作「影踏亭の怪談」で小説家としてもデビューを果たす。翌年には受賞作を表題とした単行本を刊行。主な著書に『現代幽霊論』『Jホラーの幽霊研究』、近著に『赤虫村の怪談』がある。

(Visited 345 times, 1 visits today)