『不屈の記者』(本城雅人) KADOKAWA
 発売:2023年01月24日 価格:1,078円(税込)

中央新聞の那智紀政は、記者の叔父が残した謎の建設工事資料の解明に取り組んでいた。叔父は伝説の調査報道記者と呼ばれていたが、病に倒れてしまったのだ。那智は仲間たちとともに、叔父の追っていた事件の闇に少しずつ近づいていく。一方、鬼束建設の新井は、日本初の統合型リゾートの工事計画を任され、過去の汚名を返上しようとしていた。だが、新井の周囲には、計画を妨害するような不穏な動きが……。

【著者プロフィール】

1965年、神奈川県生まれ。新聞社入社後、スポーツ紙記者として活躍。2009年に「第16回松本清張賞」候補作となった『ノーバディノウズ』でデビュー。同作は2010年に「第1回サムライジャパン野球文学賞」を受賞している。2017年には『ミッドナイト・ジャーナル』で「第38回吉川英治文学新人賞」を受賞。主な著書に『トリダシ』『英雄の条件』『代理人 善場圭一の事件簿』『傍流の記者』『友を待つ』『あかり野牧場』『終わりの歌が聴こえる』、近著に『四十過ぎたら出世が仕事』『黙約のメス』などがある。

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