『怪異相談処 がらくた堂奇譚』(沖田円) 実業之日本社
 発売:2023年04月07日 価格:814円(税込)

「お困りごと、承ります。ようこそ、怪異相談処、がらくた堂へ」――薄暗く埃っぽい古民家で営む「杠葉古物堂」、人呼んで「がらくた堂」。万年閑古鳥が鳴くその店の主・杠葉伊織は、怪異の相談を受けている。それは杠葉自身に悲しい過去をもたらした「とある怪異」を探すためでもあった。相棒は、人ならざるものの気配を感知できる遊馬悠人。大切な人を奪われ、幸せな日常を破壊された者たちを救うべく、彼らは立ち向かう――この世ではない不思議な世界へ。

【著者プロフィール】

愛知県出身。2012年『一瞬の永遠をキミと』でデビュー。2018年には「咲久良町シンフォニー」で「ピュアフル小説大賞」金賞を受賞し、改題のうえ2019年に『千年桜の奇跡を、きみに 神様の棲む咲久良町』として刊行された。代表作に『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』「猫に嫁入り」シリーズがあり、どちらもコミカライズされている。その他の著書に『流星の消える日まで』『ひだまりに花の咲く』『僕らの夜明けにさよならを』『雲雀坂の魔法使い』、近著に『10年後、きみに今日の話をしよう。』『喫茶とまり木で待ち合わせ』などがある。

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