『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』(和田正雪) KADOKAWA
 発売:2023年04月24日 価格:1,705円(税込)

オカルト雑誌編集部でアルバイトをしている大学生の米田は、雑務やHPの更新の他に実話怪談の記事の執筆を担当している。ある日米田は取材の最中に、乃亜という不思議な、赤い服を着た女性と出会う。オカルトマニアで実際に怪談の現場に多数足を運び、科学的に証明できるのかどうかや、再現性がある事象なのかどうかを確かめている乃亜。特に「神隠し」について執着しており、自らもいつか異界へと行くことを夢見ていた。初めはかかわり合いになりたくないと感じていた米田だったが、深夜のオカルトスポット巡りなどのまっとうではないデートを通じて、否応なく距離を縮めていく。だが彼女には、怪異にまつわる切ない過去があった――。

【著者プロフィール】

1987年、岡山県出身。Web小説サイト「カクヨム」投稿作に改稿を加えた本書でデビュー。

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