『腹を空かせた勇者ども』(金原ひとみ) 河出書房新社
 発売:2023年06月15日 価格:1,760円(税込)

私ら人生で一番エネルギー要る時期なのに。ハードモードな日常ちょっとえぐすぎん?ーー著者自ら「この世に小説が存在していることを知らないような愛しい陽キャの小説を書きました。これまで書いてきた主人公たちとは、共に生涯苦しむ覚悟を持ってきました。でも本書の主人公には、私たちを置いて勝手に幸せになってもらいたい、そう思っています」と語る、陽キャ中学生レナレナが、「公然不倫」中の母と共に未来をひらく、知恵と勇気の爽快青春長篇。『蛇にピアス』から20年、『マザーズ』から12年を経て辿り着いた新たなる世界。

【著者プロフィール】

1983年、東京都生まれ。2003年『蛇にピアス』で「第27回すばる文学賞」を受賞。同作は2004年に「第130回芥川賞」を受賞し、2008年には映画化もされている。2010年には『トリップ・トラップ』で「第27回織田作之助賞」、2012年には『マザーズ』で「第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞」、2020年には『アタラクシア』で「第5回渡辺淳一文学賞」、2021年には『アンソーシャル ディスタンス』で「第57回谷崎潤一郎賞」をそれぞれ受賞。その他の著書に『アッシュ・ベイビー』『マリアージュ・マリアージュ』『パリの砂漠、東京の蜃気楼』、近著に『デクリネゾン』『ミーツ・ザ・ワールド』『緊急事態下の物語』などがある。

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