『終末のアリア』(辻寛之) KADOKAWA
 発売:2023年08月01日 価格:2,200円(税込)

2021年9月11日午前8時46分、国会議事堂に無人偵察機が墜落・炎上した。同時多発テロから20年後のこの日、誰が何を目的に、日本を標的としたテロを起こしたのか? 奇しくも同じ日、アメリカが国際指名手配するイスラム過激派テロリスト・赤星瑛一が警視庁に出頭してくる。身の潔白を証明するため保護を求めてきたのだ。その後もサイバーテロが相次いで発生し、首相官邸、防衛省、警察庁が一枚岩になりきれず具体的な対策を打ち出せないでいるうちに、東京の電力供給が止まり大混乱に陥る。やがて北朝鮮からのミサイル発射警報が鳴り――。突如訪れた未曾有の危機に「平和の国」日本はどう立ち向かうのか。

【著者プロフィール】

1974年、富山県生まれ。2018年に「エンドレス・スリープ」で「第22回日本ミステリー文学大賞新人賞」を受賞し、改題のうえ2019年に『インソムニア』でデビュー。その他の著書に『エンドレス・スリープ』(『インソムニア』とは別作品)、「麻薬取締官・霧島彩」シリーズなどがある。

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