『星に願いを』(鈴木るりか) 小学館
 発売:2023年10月17日 価格:1,760円(税込)

デビュー作『さよなら、田中さん』から続く、主人公・花実とその母を描くシリーズの最新作。中学3年生となり進路を考えたり、ほんのり初恋の気配漂うお年頃となった花実だが、ある日、母・真千子がひったくりの被害に遭う。その事件から、花実は「金」に対しての意識がより強くなり、シビアな中3となる。事件の犯人が判明するが、それは予想外のほろ苦い結果に……。後半では見知らぬ女性から届けられた祖母・タツヨの訃報きっかけに、花実は祖母の長い長い凄惨な人生をしることになり……。

【著者プロフィール】

2003年、東京都生まれ。2013年に初めて書いた小説「Dランドは遠い」で「第8回12歳の文学賞」大賞を受賞。第9回、第10回の同賞でも大賞を受賞し、2017年に受賞作を含めた短編集『さよなら、田中さん』でデビュー。その他の著書に『14歳、明日の時間割』『太陽はひとりぼっち』『私を月に連れてって』、近著に『落花流水』がある

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