『スピノザの診察室』(夏川草介 ) 水鈴社
 発売:2023年10月27日 価格:1,870円(税込)

雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。30代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、 一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。 哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。累計340万部突破のベストセラーシリーズ『神様のカルテ』を凌駕する、新たな傑作の誕生!

【著者プロフィール】

1978年、大阪府生まれ。医師として勤務する傍ら、2009年に「第10回小学館文庫小説賞」を受賞した『神様のカルテ』で小説家としてデビュー。同作はコミカライズ、2011年と2014年の映画化、2021年の連続ドラマ化とメディアミックスが展開される大ヒットとなり、シリーズも5作が発表されている。その他の著書に『本を守ろうとする猫の話』『始まりの木』『臨床の砦』、近著に『レッドゾーン』などがある。

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