『家族解散まで千キロメートル』(浅倉秋成) KADOKAWA
 発売:2024年03月26日 価格:1,870円(税込)

実家に暮らす29歳の喜佐周。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、父を除く家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱の中からニュースで見た【青森の神社から盗まれたご神体】らしきものが。理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。そもそも父は本当に犯人なのか――?

【著者プロフィール】

1989年、千葉県出身。2012年に「第13回講談社BOX新人賞“Powers”」受賞作『ノワール・レヴナント』でデビュー。同時投稿された『フラッガーの方程式』も翌2013年に第2作として刊行された。2021年の『六人の嘘つきな大学生』が大きな注目を集め、「ブランチBOOK大賞2021」大賞に選出され、コミカライズやラジオドラマ化が行われたほか、本年実写映画として公開が予定されている。その他の著書に『失恋覚悟のラウンドアバウト』『教室が、ひとりになるまで』『九度目の十八歳を迎えた君と』『俺ではない炎上』などがある。

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