『詐欺師と詐欺師』(川瀬七緒) 中央公論新社
 発売:2024年05月22日 価格:1,925円(税込)

海外で荒稼ぎして帰国した詐欺師の藍は、ある政治家のパーティーで知り合ったみちるに興味を抱く。みちるは親の仇を捜しており、そのために金がいるという。仇とは、世界的企業に成長した戸賀崎グループ筆頭株主の戸賀崎喜和子。隙だらけの復讐計画を聞いた藍は、みちるに協力することになるが……。

【著者プロフィール】

1970年、福島県生まれ。デザイナーの傍ら小説執筆を開始し、2011年『よろずのことに気をつけよ』で「第57回江戸川乱歩賞」を受賞し作家デビュー。2021年『ヴィンテージガール 仕立屋探偵桐ヶ谷京介』が「第4回細谷正充賞」を受賞し、翌2022年には「第75回日本推理作家協会賞長編部門」候補作となる。その他の著書に「法医昆虫学捜査官」シリーズ、「賞金稼ぎスリーサム!」シリーズ、『女學生奇譚』『うらんぼんの夜』『クローゼット・ファイル』、近著に『四日間家族』などがある。

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